hamlife.jp のこの記事にツッコミを入れたいと思います(笑)。
http://www.hamlife.jp/2014/02/04/jarl-lifemember-card/
「振込用紙を受け取った会員からは、さまざまな反応」としていくつか出てますが,それがあまりにもアレなので勝手に解説です(笑)。
みんなが支払った終身会費はどこに消えたの? 誰が使ったの?
→使ったのはJARLでしょう。少なくとも理事や職員の誰かが個人的に流用したという事実は出てきていません。
以下,当然推測ですが,もう少し詳しく考えてみます。なお前提として正員の会費額は適切に設定されているもの,とします。(会費額が適切かどうかについては触れません)
以下の記事によると,1980年当時の正員の会費は4800円/年,前納会費は50000円でした。
http://www.hamlife.jp/2013/10/20/jarl-kaihineage-kanousei/
前納会費はおそらく国債などの安全性の高い金融商品で運用し,その利息を会費に充てるという制度設計だったものと推測されます。
では当時の長期金利の利回りはいくらだったかと言えば,Wikipediaによれば8%程度だったようです。
となると,50000円ならば「利息」は4500円なので,この時点ですでに「逆ザヤ」だった,ということになります。
で,前納会費を値上げして不足分を補填しようとした・・・かどうかは知りませんが,ともかくこの時点で前納会費は80000円に値上げです。
その後1994年に会費が7200円に値上げとなります。この間長期金利は5%を下回るぐらいまで下がりました。「逆ザヤ」は拡大する一方だったわけです。そりゃ財政難にもなるでしょう。
前納会費は20万円に改定され,長期金利が5%ぐらいですから,利息は10000円ですね。ただし20万円って会費27年分なので,払った人はほとんどいないと思われるので,この改定の効果はほとんどなかったと思われます。
2002年に前納会費の制度は廃止になりますが,その時点での長期金利は1%を下回っています。50000円では500円にもなりません。JARLが他に莫大な収益を出す事業を持っているわけでもないので,こうなると元本を取り崩す以外の方法はないでしょう。
もともとの制度設計が間違っているという批判は出来るのかも知れませんが,30年とか40年もまえに長期金利が1%を下回るなどと予測出来た人物が存在したかどうかは大きな疑問ですし,それを求めるのはあまりにも酷ではないでしょうか。
と言うことで,インターネット上で公開されている情報だけで,関係者が個人的に流用するしないに関係なくこれだけの事実が拾えます。
もちろん以上は推測の域を出ませんが,大きくは外れていないでしょう。
個人的には30何年前から逆ザヤ状態だったのを,ここまでなんとか「延命」して来た,理事会および事務局の努力は相当なものだったでしょう。高く評価して敬意を表したいと思います。
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